自作カセグ レン計画の主鏡研磨が完了しました。
当初予定よ り焦点距離が短くなってF2.9になってしまいました。
途中経過を 省いて結果のみご報告します。

今回 の鏡面精度は、SIXTESTSの DOS版を使用して計算しています。 
フーコ テストは、光源ナイフ一体型です。 CCDで画像を取り込みゾーン判定するタイプなので、ゾーン数を多くとれることが特徴で す。

1.SIXTESTS による結果

計算 データファイルの内容かが
Remote Foucalt Test.
253.0           Primary diameter, mm.
Foucault
0 moving source
y, mm X, mm
0.00 1481.03
41.83 1481.68
45.82 1481.76
49.80 1481.85
54.78 1482.02
58.77 1482.18
62.75 1482.33
66.74 1482.50
70.72 1482.67
75.70 1482.94
79.68 1483.14
83.67 1483.36
87.65 1483.63
92.63 1483.94
96.62 1484.20
100.60 1484.44
104.57 1484.69
109.57 1485.04
113.55 1485.36
117.53 1485.68
121.52 1486.00

y=0 の時の値は、何もいれないと近似値が大きく外れるので理論値を入れています。

注、 ゾーン位置(y)が半端なのは、CCDの画像からゾーン取りをするときに、ゾーンがピクセルにピッタリ乗らないので、ゾーン 側をピクセルにピッタリのせているので、半端になっています。

鏡の 諸元は
有効径  253mm
鏡周部 の曲率半径 1486mm
です。

2. フーコの測定結果
説明の 順番が逆になりましたが、測定の結果です、最終測定は21ゾーンで測定してあります。
作業直 後(30分後)に測定した時には若干負修正だったでのどうしようか悩んでいたのですが、やっぱり修正しようと思い(1週 後)、作業前の再測定を行ったところ、全体的にはジャスト!!、何度測っても同じでしたので、前回測定時には十分鏡の温度が 馴染んでいなかったのでしょうか?

ゾー ン     %       mm     測定値
γ1      96.06    121.52     0.000
γ2      92.91    117.53     0.320
γ3      89.76    113.55     0.640
γ4      86.61    109.57     0.960
γ5      82.67    104.57     1.310
γ6      79.53    100.60     1.560
γ7      76.38     96.62     1.801
γ8      73.23     92.63     2.056
γ9      69.29     87.65     2.370
γ10     66.14     83.67     2.641
γ11     62.99     79.68     2.861
γ12     59.84     75.70     3.061
γ13     55.91     70.72     3.331
γ14     52.76     66.74     3.501
γ15     49.61     62.75     3.671
γ16     46.46     58.77     3.821
γ17     43.31     54.78     3.981
γ18     39.37     49.80     4.151
γ19     36.22     45.82     4.241
γ20     33.07     41.83     4.322
γ21     29.92     37.85     4.392
γ22     25.98     32.87     4.502


ナイ フ位置誤差とは、ナイフ位置理論値と測定値との差です
暫定 ニュートンの副鏡および、カセ副鏡ともにφ80mmを使用するので、ゾーンで43mm以下は捨てました。

3. フーコテスト画像

96%zone
93%zone
90%zone
86%zone
83%zone
80%zone
76%zone
73%zone
70%zone
66%zone
63%zone
60%zone
56%zone
53%zone
50%zone
46%zone
43%zone
40%zone
36%zone
33%zone
30%zone
26%zone

4. 製作の感想
い や〜、やっとこできたぁという感じです。はっきり言って長かったです。1年と8ヶ月...
途中で 強烈なダウンが発生して(結構良い面だったなぁ)しまったので、砂に戻って
そのか いもあって、短焦点の修正の勘所が少しわかりましたので、再修正の時には大きなトラブルもなく順調でした。
応援し て頂いた皆さん、どうもありがとうございました。

5. 無めっきによる観望の感想
無めっ きなので、見れる対象は月、木星くらいです。
ピント 位置はシャープで、ヘリコイドなのですが、もっと細かいのがほしいです。
月は LV4では、荒がわかりませんでした(私は)、1作目のF4.7よりもはるかにシャープです。(F4.7かなり悪いのか?、 今度フーコ測定してみよう)、私のもっているアイピースではLV4が一番短いので、バローで倍率を上げることで、粗探しをし ています。 が、晴れませんねぇ。 せっかく、X5パワーメイトを準備したのに...
LV4 での倍率は、185倍
LVW8+x5 パワーメイトでは、462倍ですかぁ。
LV4+x5 パワーメイトでは、925倍...さすがに瞳径が小さすぎです。 目の中の異物がうようよ見えます...
あと、 仮の鏡筒に組んでいるのですが、架台がないので抱きかかえての観望では高倍率では支障がありすぎるので架台を作らないと。
詳しく は、じっくり見栄えを確認してからまた報告します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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