製作した GRID PADを使ってピッチ盤を製作してみました。 作業は簡単で、気を使う部分もあまりありませんでした。
 
 
1.こんな道具を準備します(口径25cmです)                                         
鏡材
ツール
GRID PAD
ピッチ(これは既に調整済みです)
クッキングシート(流れ出したピッチのくっつき防止です)
 
 
 
2.鏡材を鏡面側を上に向けて置きます
GRID PADの底の厚みは1mm程度でこの上に置くことで、鏡面の曲率に近いピッ チ盤ができます。
周囲には、流れ出したピッチのくっつき防止のために、クッキングシートを敷きます。
実際にやった反省では、鏡材の周りに紙テープなどで、鏡材へのくっつき防止も必要で す。
 
 

 

 

3.鏡材の上にGRID PADを置きます
 
GRID PADはシリコン製で柔軟なので、鏡面の曲率にフィットします。
 
 
 
 

 

 

4.ピッチを溶かします
 
 
泡立てない様に、ピッチをとかします。
 

 
 
 

 

5.ピッチをGRID PADの上に流し込みます
ブロック全体に行き渡るように流し込みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6.棒などで、うまく流し込めなかった部分へピッチを流し込みます
 
 

 
 
 
 
 

 

7.ツール(盤ガラス)をかぶせます
GRID PADの中心を外さないようにツールをかぶせます。 後から位置を直そうと しても動きません。 PADは1cm大きく作ってあるので、まあ、大丈夫でしょう。
 
 
 

 

 

8.余分なピッチを押し出します
上から押して余分なピッチを押しだします。 ピッチが少し落ち着くまで暫く(3分程 度)押しています。
 
 

 
 
 
 

 

9.冷やします
ピッチが冷えるまで待ちます。 水をかけたりすると、盤ガラスが割れる可能性があるの で扇風機で冷やしています。(暫く休憩)
 
 

 
 
 

 

10.鏡材から下ろします
ピッチが冷えて固まったところで、鏡材からGRID PADごとツールを下ろします。
下ろしたら、GRID PADを上にして置きます。

 
 
 
 
 

 

11.GRID PADを剥がします
ピッチがくっつくことはないようです、でも乱暴にはがすとGRID PADのブロック が破けることがありそうなので、丁寧にはがします。

ゥ〜ン、カ イ カ ン


 

 

12.周囲を整えます
周囲の余分なブロックを、改造半田ごてで切り取ります。
 
 

 
 
 
 

 

13.完成です
だいたい曲率もでているので、貼り付け法よりも、型合わせを行った時のブロックのつぶ れは少ないと思います。
 
 
 

 
 
 

 

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