十字 スパイダーの製作

曲線スパイダーを暫く使っていましたが、星像の周囲 がボヤーっとしているので極薄十字スパイダーをに
改造することにしました。
 
これから銀ロー付けをおこなうところです。
今回の十字スパイダーの材料
(1)中央の円盤  真鍮φ50、10mm厚
(2)羽根部分    焼き入れスチールテープ0.3mm厚 幅20mm
(3)六角支柱    M4貫通、対辺7mm、長さ15mm
いずれも、町田東急ハンズで購入
その他、銀ロー、フラックス、糸鋸の歯(幅0.27mm)

スチールテープは焼きが入っているので、糸鋸では切れませんでした、でも薄いので 裁ちバサミで切ることができますが、歯が痛みます。
 

六角支柱のロー付け後です。 テープ側は熱の入りがとてもよいので、同じようにあぶっ てはテープばかり熱くなってフニャフニャになってしまいま。 コツは、六角支柱を集中的にあぶって、ほんの り赤くなったところで、ローを流し込むとうまくいきます。

あと、下の軽石みたいのはALC(発砲コンクリート)ブロックで200円程度で購 入できます。
平らな面で作業しないと、テープが薄いので、変形してしまいます。
 
 
 

 

中央の円盤は、六角支柱に比べさらに多くの熱量を与えないといけません。 集中的に円 盤の中央をあぶって、まず円盤の温度を十分にあげてやれば、テープをあぶらなくてもローが流れます。
 
 
 
 
 
 

 

最後に、艶消し黒塗装をして、前回製作した斜鏡金具と組み合わせ完成です。

羽根の幅厚みは思案のしどころで、今回0.3×20ですが、0.5×20、 0.5×10、0.1×10が売っていました。
0.5×10とで悩みましたが、0.3にしました、でも傾いた時を考えると、幅が せまいほうが良いとおもいます。
0.1はフニャフニャで、私の斜鏡では使えそうにありませんでした。
 
 
 
 

 

鏡筒に取りつけたところです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
接眼部からのぞいたところです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

斜鏡金具の製作内容の紹介です。
斜鏡の短径は54mmです(ちょっと小さめ)、 63mmがほし〜い。
アルミ製のスパイダーです、円弧スパイダーになってい ます(3本60°円弧)
 
光軸調整部分の部品です。                                           
斜鏡は短径が2.14”(約 54mm)のものなので、斜鏡セルの内径を55mmとしました。
よって、円盤の外形は55mmです、 厚みは15mmあります。(ちょっと厚いかな?)

今回も、機械加工(フライス+ 割り出し)です。.....機械を使っちゃ反則ですか? まあ勘弁       
 
 
 
 
 
 

 

組み立てるとこんな感じです。
左側に斜鏡を収めるセルがつきます。  右側にはスパイダーです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

円盤の3箇所に金鋸で溝を入れ、アルミの平角棒が入るようにします。
平角棒は予め曲げ加工をしておきます(穴あけも)。 曲げは、鍋などの側面を利用して 曲げます
その後、アルミろう付けを行い組み立てます。 平らな面でろう付け作業をしないと、ス パーダーが歪んで付いてしまったりするので注意します。

周囲の3つ穴は、必要ありません。 加工上の都合で明けたものです。
  
 
 
 
 

 

スパーダー部分はこんな感じで す。
結構、ろうがはみ出したりするので、 ヤスリで整え、その後つや消しの黒で塗装します。
 
 
 
 
 
 
 

 

斜鏡金具は、先ほどの円盤に 1mm厚のアルミ板を切りぬいて丸めます。 丸める芯には木材の丸棒を使って丸めました。
丸めた後、アルミろう付けで組み立て します。 結構歪むので、丸棒など使って整形します。
整形後、塗装します。
鏡を取り付けるために、内側にコルク を貼ります。 その上に鏡を接着しました。

鏡の厚みを間違えてしまったの で、鏡がはみ出しています。 (T_T)
 
 
 

 

組み立てると、こんな感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

完成です。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 

 
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