’05-4−24
真空蒸着装置の製作の合間(研磨作業は殆どお金がかからないですから)に、口径408の作業を開始することにしました。


’05-4-25
まずは、回転テーブルを大きくする改造です。写真は既にテーブルを大きくしてありますが、元々は25cm用に製 作したのでテーブル直径は35cm程度でしたので、このテーブルの上に50cmのテーブルを乗せて固定しただ けです。板厚15mmのラワン合板です。
ニス仕上げでもすれば良いのですが、面倒なのでビニールシートを敷いてその上にツールを置きます。

ツールを周囲3箇所で固定したところ です。
もちろん、ツールの中心と、回転中心は合わせておきます。

上から見たところですが、ツールの気泡のようなものはどうやら気泡のようです。たぶん張り合わ せだと思います、ツールは青板ガラスで厚み約30mmです。


今回は、NGWで鏡材を入手しました。
その際にカーブ付けを鏡、ツール共に行っていますので#120からスタートでカーブ合わせから始めます。
因みに、主鏡はパイレックスのインゴット材で厚み41mmです。
面の当たりを確認するために、主鏡にはマジックで放射状に線を描いてあります。

この後、1時間程#120で作業を行い、中央直径10cmの範囲でまだマジックの線が薄っすらと残っている状況で す。結構、カーブ付けでも曲率が一致していました。

しかし、重たいです。向こう側に押す時は良いのですが、押して動いた鏡を止めて手前に戻す時に肩に負担が掛かるよう な感じです。

今回の主鏡はF3(成り行き)ですが、MOTで作業を進めるので、もう少し短くなるかもしれません。

今のところ、変な当たりもなくスムーズに鏡も動きます。
鏡の乗せ降ろしを慎重に作業していますが、疲れてくるとうっかりコツン!とやりそうなので心配ではあります。



'05-4-30
前回までの作業にて、鏡とツールの全面当たりが出ているはずなので、今回はその確認を行います。砂目は#220の砂 目が整っているので、当たりが出れば#220での作業は終了となります。

砂はこのように、指で広げてやります。まれに、ごろっとする感触がある場合がありますが、これは異物か粒度の大きな 粒が混入している場合があり、ごろの原因を探して除去します。
今回は、まだこのようなことはありませんでした。


当 たりを確認するために、マジックで放射状に線を引きます。

鏡 を重ねたところです、気泡は全体に入ります。

5 分程で砂が全体に回り、マジックの線も均一に薄れてきました。
周囲の気泡はストロークにより抜けます。


さ らに、5分程でマジックの線もほぼ消えた状態です。
当たりも良いので、これにて#220の作業は終了です。
鏡、ツール、ビニールシートなど等、良く砂を洗い流します。

#220の作業は約1時間半で終了しました。

  

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