第2作目 は、25cmカセグレン・ナスミスです、ここでは主鏡の磨き整形の進捗により変化するテスト像を紹介します。
主鏡は FL=750mm(F3)です。..まだ正確なFLは測っていません。
テスト像 は、フーコテストとロンキーテストによるものです。
ロンキーテ スト用のグレーティングはWB社製の133/インチのものです。
テスター は、同軸方式+CCDです。
フーコテス タのナイフは画像の左側から入ります。
 
1.研磨開始3時間目(フーコテスト像)                                  
小A運動+B+C運動で研磨しました
初回テストではリングが3本見えましたが
左右運動1時間でリングが1本ボケました
ほぼ、球面のようです。
鏡面状態は、ほぼ透明です。

気流が安定しないので、モヤモヤしています。
 
 
 
 
 

2.研磨開始3時間目(ロンキーテスト像)
まあまあ、球面のようです。
焦点内側での像です。

 
 
 
 

 

3.研磨開始3.5時間目(フーコテスト像)
さらに、30分左右運動でリングぼかしをやりました。
だいぶ、影は薄くなりました。
周囲はターンアップになっています。

 
 
 
 
 

 

4.研磨開始3.5時間目(ロンキーテスト像)
う〜ん、あまり変かしていないようにも見えるが.....。
許容歪み(Distortion)は次の式になります。
Distortion=7.5λFN/n
λ:波長(550nm)
F:f/D 今回の場合は 2f/D (点光源なので)f=750、D=250
N:グレーディングの本数 
   133(ライン/インチ)=5.24(本/mm)
n:ロンキー像のライン数 2.5ライン
ですから
Distortion=7.5*0.00055*6*5.24/2.5=0.052

約5%の曲がりまでOKということです

5.研磨開始3.5時間目(ロンキーテスト像)
3本では、よくわからないので、5本にしてみました。
焦点内像なので、周囲が開いているということはターンアップですね。
4ラインなので、許容歪みは3.2%です。

F=3はキビシ〜イ。
まだ、球面化です。

 
 
 
 
 

6.研磨開始4時間目(フーコテスト像)
さらに30分、今度はオーバーハングして磨きました。
周囲が良くなってきました。
像の影出しは結構シビアになってきており、気流の影響をうけています、扇風機であおっ ても安定しません。
オーバーハングしたので球面かは外れたようです。

朝測定したので、ちょっとコントラストが悪いですね。
 
 
 
 
 
 

7.研磨開始4時間目(ロンキーテスト像)
 
ロンキー像でも、周囲が良くなってきたのがわかります。
周囲までス〜っと伸びています
周囲が良くなたので、そろそろ方物面に向け掘り進みます。
 
 
 
 
 
 
 
 

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