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不動点は1200mmで、高さ調整椅
子に座って観望できる高さとしました。 ピラーの高さは950mmとなります。 ピラーパイプはアルミパイプφ120mmで肉厚は5mmのものを使用します。 後で使いまわしが出来るように、赤道儀を直接取り付けせずに、プレートを介して固定するようにしました。 |
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まずは、支脚の加工(切り出し)で
す、150×20mmの平角棒(6063)をフライスを使って切り出します。 たぶん、バンドソー(コンター)の方が早いと思うのですが、音がうるさいのでフライスを使いました。 |
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これは、支脚のクランプ部です、最終的には3分割されます。φ140mm、肉厚
10mm(5056)のパイプを使用します。 見た目が良くなるように、一皮剥きました。 |
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こ
れが、ピラー用部品です。 機械加工が完了した所です。 右にあるラップ巻されているのが、ピラーパイプです。 |
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赤
道儀側のプレートに、赤道儀を差し込む軸を溶接します、この写真は、裏側から見たもので、ピラー側のプレートと印ろ
う合わせになります。 表側も同様に溶接してあります。 材料はプレートがSS400(鉄)、軸がS45C(鉄)です。 |
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続
いて、支脚クランプ部のパイプに耳をつけます。 溶接後に、バンドソーで3等分するので歯幅+α隙間を空けて溶接します。 |
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仮
止め溶接が終わるまで、ずれないようにクランプで固定しておきます。 ちなみに、アルミの溶接は交流で行います、鉄は直流です。アルミの酸化物(アルミナ)は容易に 溶けないので(融点千数百度)、交流プラズマで酸化膜を除去します、直流の場合はタングステン電極が常にクリーニン グされているのですが、交流の場合は電極と母材が交互にクリーニングされるというわけです。 |
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上
下を溶接したら、クランプを外して側面を溶接します。 毎度のことながら、ゆがみがでないように、均等に溶接をして
いきます。 溶接電流は120Aで、トーチが150A用(空冷)なので、トーチが熱くなります(下手だからかな??) 皮手袋をしていても、熱くて我慢できないので休み休み作業です。 さらに、このくらい大きくなるとスタート(溶けない)がうまくできなくなります、母材の温度がすぐに上がらないの で、そのままあぶっていても、温度が上がるまでにアルミ表面がざらざらになって(黒くなることもある)しまいます。 それを防ぐために、ガスバーナで母材を予熱しておきます。暖まってしまえば、簡単です。 |
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大
まかに(外れないように)溶接が完了したので、バンドソーで切断です。 切断速度は速いですが、ウルサイ!!です。(サンダーなみ)。 |
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思
いのほか、簡単に切断できました。 うるさかったですが...。 |
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3
分割したら、切断面側の溶接を行い、さらに表側の肉盛溶接を行います。 肉盛溶接が完了した、支脚クランプ部です、この後に支脚を溶接します。 ガッ!!、またもやガス切れです。 続きは来週かぁ〜。 ボンベが10リットルで150気圧充填なので1500リットルのガスが入っています。 今回の部品では400リット ルのガスを消費しました。 アルゴンガスって空気中に2%含まれているので二酸化炭素より沢山含まれているというこ とですね。 ちなみに、溶接時には毎分6リットル消費します。 |
まだ、続
く...待っててね |