’05-5-15
ピッチ盤製作の工程及び艶だし前半の作業が飛んでしまいました。
(デジカメのデータを取り込む前に初期化してしまったので...)


’05-5-15
現在のピッチ盤の状況(約4時間程度作業)
まだ、周囲の当たりが少ない状況です。
作業後には、盤をセリウムを塗った状態で鏡を重ねて周囲をビニールテープで盤と鏡の間を塞いで置いています。これ だと今のところ2日まではくっつかないで大丈夫です。


鏡 は周囲がまだ曇りが残っている状態ですが、フーコテストを行ってみました。
まずは、ナイフを逃がして鏡全体を光らせた状態です。周囲が暗いのは、周囲の艶がまだでていないためです。中央にく らべ30%程度の反射しかありませんでした。                                         

と りあえず、フーコテスト(80〜30%ゾーン)を行いました。
中央側が先行しているため、カーブは放物面よりで、数本リングがありました。まだ、艶だし途中なので気にせず作業を 進めます。


やっ ぱり、手磨きでは長続きしません。
10分程度で疲れてしまうので、作業効率が全くあがりません。
そこで、研磨機を製作することとしました。
回転テーブルは従来のものを流用し、ストローク部分は400Wのギヤードモータを使用、1:15なの120rpm の回転をチェーンスプロケット1:3でさらに減速して40rpmでストロークさせます。1.5秒で1ストロークとな り手磨きと同程度の速さとなります。


回 転テーブルを移植しているところです。


組 み上がり、鏡の中心を確認してお皿を両面テープで貼り付けます。



研 磨開始。
これで、疲労からも開放されました。

研磨状況の 動画(1.9MByte,QuickTime)
さて、研 磨機による研磨も10時間くらい行ったでしょうか。
ほぼ艶がでているのですが、周囲1cmには、まだ砂目が残っています。これは、砂ずりの時に周囲の砂目が整っていな かったのだと思います。研磨を継続でその幅は少なくなっているので、このまま継続します。


こ れは、研磨機を製作する前の手磨きの時の測定結果です。
周囲の艶がでていないので測定は一部となっています。
初期の段階は、中央部分の当たりが強かったので中央が掘れていきました。

こ ちらは、’05年7月3日の状態。
盤の当たりも出てきたので中央から球面化が進んできている状況です。
周囲のダウンに見える部分は、ダウンしたのではなく、中央から進んでいる球面化がまだされていない部分です。この部 分にまだ砂目が残っています。


こ ちらは、’05年7月10日の状態。
昨日作業を行おうとしたところ、1週間作業があいたので、盤の周囲が少しだれていたため、一致 のため鏡を重ねて一晩放置しておきました。
その後4時間ほど、研磨機で作業しました。
ほぼ、鏡周まで艶がでたところです。
左の測定表でも鏡周が良化しているのがわかります。
全体的には扁球面になりました、画像でわかるように中央部と周囲では
0.3mm程曲率が違う軽い2重球面になっています。
これは、鏡をストロークさせるために貼り付けた円盤の影響だと思います。
修正研磨は、小ツールによる上向き研磨となるので、問題の円盤は取り外しますので、いずれ消える予定です。

  

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