’04-3−21
今年2月始めから、高精度なフーコテスタの製作(開発?)に向けて製作を開始しました。
まだ途中段階ですが、順次進捗をUPしていきますね。
何でここまでテスターに資金を投入するのか? まあ、ハマッテしまったとしか自分でも言い様がないのですが。
間違いなく、赤道儀1台製作(一式かも)できるくらいの予算です........。
「精度の良い鏡は、正確な測定から」....これは、私のモットーなのですが。研磨技術が追いつかないと宝の持ち腐れ状態になってし まう可能性もありますね。
今回のテスターは、今後のテスター改良のベースマシンとなるので、しっかり作りこみを行っています。

1.改良点
1作目は、光学系にビームスプリッタを使用しました、同軸系にするためでしたが、コントラストが低下することと、光源の光量が1/4 になってしまうため(出射時のスプリットで1/2、戻り時に1/2)、コントラストの高い画像を得たい場合不利となるので、今回は光 軸を3mm程度ずらしています、ただし測定精度に影響が大きい光源とナイフの前後位置は一致するようにしてあります。
測定のS/Wも改良され、今回のものは自動測定が可能です。最初に大雑把にフーコ像が得られるように調整すれば後は自動で決められた ゾーン数の測定を行います。
また1作目では、バックラッシュが大きかったので、精度を得るためには1方向からの位置決めが必要でしたが、今回は、高級なボールね じを使用(与圧タイプ)しているので、両方向からの位置決めが可能で、測定時間が大幅に短縮されます。
また、気流の揺らぎによる影響を抑制するために、1ゾーンあたり100回測定し平均をとります。


昔 のテスターはこちら



まずは、材料取りです。
材料はアルミ(5052.2017)で、30mm、12mmの板厚からきりだします。
図面の寸法より4mm程度大きくケガキをおこないました。


  

バンドソーでケガキ位置で切断してい きます。


  


ほぼ、材料取りが完了しました。
材料取りが完了したら、外形を図面寸法に仕上げます。
(4面または6面フライス仕上げ)
今回のものは、一般公差で±0.1位内で仕上げます。


小 物の6面フライス加工が完了したところです。

こ んな感じで加工を行っています。
小物は、バイスに咥えますが、大きなものはテーブルにクランプして加工を行います。バイスは取り外ししますのでその たびに芯だし(平行出し)を行います。


6 面フライス加工が完了したら、図面とおりの加工を行います。
その際、できるだけバイスで咥えなおしをしないですむように、設計段階で配慮しますが、まあ限界もあるので、その際 は芯だしを行います。
休日1日で、2〜4個のペースで製作を進めてきました。





’04-3-21
主要な部品が一通り完成したので、寸法確認をかねて仮組み立てを行いました。


  

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