’04-7−4
2年前に駿台研磨講習会に参加して、途中になっていた鏡を引っ張り出して、整形を行うことにしました。
その整形時の測定をこのRFT−001にて、行いました(試運転)。
人間欲が出るもので、またまたオーバ気味になってしまいました。
なかなか一歩手前で止めることが出来ないですねぇ。


昔 のテスターはこちら


機材のセットアップ状態です。
奥に鏡台、中ほどにテスター、手前がパソコンです。
コントローラが箱に収まっていないので配線が多くなっていますが、箱に収まると多少スッキリする予定です。

余計なものが多く写っていますが見ないことにしてください...。


  

これが鏡台と鏡(研磨講習会の続 き)。


  

テスター側面。

テ スター正面。

最 終測定風景です。
最終測定は40ゾーンで測定しました(試運転)。


こ の鏡のスペックは
直径150mm
曲率半径 1860mm
F6.2

左写真は、最終測定時の70%ゾーンのフーコ像です。
傷が3本入っています、2本は2年前、1本は今回。

中央は浅い穴になってしまっています。





こ の写真は、41%ゾーンのフーコ像です。



測 定結果から、左のレポートを作成することができます。
鏡面の誤差表現
(1/何λ)は、色々な方法がありますが、私の場合はベスト フィッティングの曲率半径を求めています。
赤線のグラフが収差グラフです。
緑線のグラフは鏡面誤差で単位は波長(WAVE)です。
今回の鏡の場合は、鏡面誤差0.0234λつまり波面誤差はその倍なので、0.0468λ、通常の呼び方では、 1/21λとなります。

誤差グラフの算出は、一般的には多項式近似で求めますが、私の場合は幾何的にゾーンの測定値より求めています、ソー ン数が少ない場合は
多項式近似で、多く取れる場合は幾何的に求めるのが良いと思っています。

実際研磨作業時には、私は収差グラフしか見ていません、以前に誤差グラフを見誤ったことがありますので。


  

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