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スクロールポンプで到達できる真空度
には発したので、続いてターボポンプも始動できるかな。 真空での始動は初めて・・・無事に稼働しますように・・・ ターボポンプのコントローラのスタートボタンを押します・・・ ゆっくり回転が上がっていきます・・・無事LED全灯 無事、ターボポンプが稼働しました。 |
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ガイスラー管では測定できない領域に
入るので高真空を測定できるサーモカップルとクリスタルイオンゲージを取り付けるため、NW40のフランジを丸棒よ
り削りだしましたた、JIS
フランジに溶接で取り付けます。 |
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チャンバーの上側に真空度測定用に、サーモカップルとクリスタルイオンゲージを取り付けていま
す このクリスタルイオンゲージは優れもので、これだけで大気圧から10^−8Paまで測定ができます。出力はアナログ の0−10V(log出力)となります。 表示器がないので、テスターで代用しています。 クリスタルイオンゲージの出力と圧力の換算式はとのことです。 P=10^((V-7.75)/0.75+2) P(Pa)、V(volt) 現在の所、サーモカップルの表示は振り切ってしまうので、クリスタルイオンゲージの値で圧力を確認しています。 チャンバー本引き(TMP+スクロール)40分で5.09Vまで到達、この先あまり変化しません。圧力換算では 2.8E−2Paでようやくー2乗Paオーダに到達しました、ぎりぎり蒸着ができそうな圧力です。 ちなみに、TMP+スクロール単体(チャンバーなし)では3.99Vまでいきます、圧力換算では9.7E−4までい くので、まだチャンバー側でリークが発生していることになります。 チャンバー込でー3乗中盤は何とか行きたいとおもうので、もう暫くリーク箇所探しは続きます。 |
本日は、リーク箇所探しの続きです。 作業手順は、スクロールポンプ+TMP+チャンバーで構成。 ガイスラー管はスクロールポンプ側、クリスタルイオンゲージとサーモカップルはチャンバー側に取り付け、スクロールポン プの到達圧力付近で、パーツクリーナを怪しい所に吹き付けて、ガイスラー管の放電色が白くなれば漏れ箇所という作戦で実 施。 あちこっち吹き付けているうちに、放電色は白く変化したのですが、場所の絞り込みができず、いったんTMPを回してチャ ンバー内を排気、再度、あちこち吹き付けしても今度は放電色に大きな変化なし。 結局パーツクリーナ新品一本使い切っても変化なし・・・なんで? 反応がなくなってしまいました。 どうやらパーツクリーナを吹き付けしている間にリーク箇所が詰まってしまったようです。周りの汚れが溶けて塞いでしまっ たのでしょうか・・・? 漏れが確認できなくなったので、TMPを作動させてみました。 前回は5.09Vまでで圧力換算では2.8E−2Paでした。 今回は5.09Vを軽く突破して40分後には4.62Vまで到達、圧力換算では6.7E-3Paでー3乗Pa中盤にきま した。 目標とするオーダまで達しましたが、達した理由が、リーク穴詰まり・・・ いつ再発するかわかりませんが、詰まってしまっては場所も探せません・・・ リーク箇所については再発した時に、また調べることにして、先に進むことにします。 |
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今
年最初の工作は、真空蒸着チャンバーへの部品取り付けです。 フランジを追加工して、ビューポートや回転導入を取りつけます。 これらの追加部品はOリングでシールされます、溶接ではないので問題は発生しませんでした。 回転導入は2箇所です(蒸着フィラメントのシャター用と鏡面回転用です) こちらは、側面に付けた鏡面回転用です。 回転導入は磁性流体のタイプです。 |
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2016/1/4 こちらは、ビューポートです。 クリスタルイオンゲージも位置を変更しました、サーモカップルはチャンバーからは外しました。 |
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こ
の状態で、本引きを40分すると4E−3Paまで到達するので、部品取り付けによる真空度悪化は発生していないよう
です。 圧力変化を記録できるようにして、グラフにしてみました。 40分間本引きして、TMP停止しバルブ締め切りの状態での圧力変化です。 1分当たり0.1Pa程の圧力変化があります。 リーク量はチャンバー容量を0.08m3とすると 1.3E-4(Pa・m3/sec)で中真空であれば許容できるレベル・・・ |
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次は、電流導入端子を製作します。 |